【ブログ】菩提樹の樹の下で・・・


梅雨入りしたとは言え、気持ちのいい晴れ間です。

今年もこの時期になると、菩提樹の花の甘い香りがお寺全体を包んでいます。

本当にびっくりするくらい広範囲に香りが立ち込めているんですよ~。



ご存じの方も多いと思いますが、この菩提樹は西洋菩提樹と言って、
お釈迦様が悟りを開かれたときに座っていたインドボダイジュとは違います。

中国を含む東アジアの地域ではインドボダイジュの生育が難しいため、
栄西禅師が菩提樹に似ていたこの西洋菩提樹を中国から日本に持ち帰りになり、
全国の寺院に植樹が広まっていったといわれています。

かなり大きく、花の量が想像を超える量です。
香りが広がるのも納得ですね。



その香りに誘われて、今年も無数のミツバチがせっせと蜜を集めています。

ミツバチだけでなく、たくさんの昆虫や鳥たちも・・・。

そんなこの菩提樹の下の土の中にはたくさんの蝉の幼虫が、
梅雨明けを機に、成虫になる為、地面から出てくる時を待っていることでしょう。




ちなみに、境内の梅の実の収穫も進んでいます。

今年は、このカゴのあと10倍はあります。。。

なかなか作業が進まず、2本あるうちの1本はまだ手つかずの状態で、完熟しそうです・・・。

以上、テーマ「自然のこと」でした。