今を生きる私たち。私たちはみな、父・母・祖父母…たくさんのかけがえのない御先祖のいのちとご縁をいただいてこの世に生まれ、また日々たくさんの命を頂きながら生かさせていただいております。つまり過去そして未来のいのちと共に生きているのです。
浄土宗では法然上人の教えを通して、この「ともいき」の考え方を日本のみならず世界全体へと発信しています。
当山長圓寺は小倉の地にあって自らさきがけとなり、多くの人々に貢献できる「ともいき堂」として生き続けてまいります。
当寺院は華岳山西蓮院長圓寺と称し、室町時代中期にあたる嘉吉元年(1441年)10月25日、寂誉霊海上人によって開かれました。もとは小倉城内に在りましたが、慶長年間に細川忠興公の命により現在の地に移り今に至ります。その後、細川氏の肥後国転封の際には、多数の宝物を賜ったと伝えられておりますが、現在は持仏である阿弥陀如来立像を残すのみとなっております。
創建は古く、小倉の浄土系の寺院では最も古いお寺の一つですが、都心リバーウォークから徒歩5分足らずにもかかわらず、緑に囲まれた閑静な場所にあります。駐車場も広く境内墓地、納骨堂も備え新規募集もしております。従来のお墓のスタイル、あるいは納骨堂と、檀家さまひとりひとりのご希望に添えるよう対応しております。