【ブログ】平成30年度永代供養・施餓鬼法要


7月27日は、当山長圓寺の永代供養ならびに施餓鬼法要が執り行われました。

この日も大変暑い一日ではありましたが、椅子が足りなくなりそうなほど多くのお参りをいただきました。

というのも、福岡市や遠くは兵庫県からも足をお運びをいただいたからであります。

普段はなかなか北九州までは、という所をこの日は、ご調整いただいたとの事でした。

ほんとうにありがたいことで事でございます。



法要の中では、各御先祖の霊位は勿論のことですが、
大阪北部地震・西日本豪雨と今年に入って相次いだ災害で犠牲になられた方々の追善回向のため
参加者全員でお念仏をお称えいたしました。


【お知らせ】まもなくお施餓鬼法要です

40℃を超えるなど全国的に連日、猛烈な暑さが続いています。

そんな中、明日から小倉では祇園太鼓祭りが始まります。
細川忠興公の御代に始められた小倉祇園祭は400年の歴史があります。
暑い中にも活気あふれる光景を見ることが出来るでしょう。


さて、当山長圓寺では来週の7月27日(金)に
永代経ならびに施餓鬼法要が厳修されます。

こちらも暑い中ではございますが、本堂内を涼しくしてお参りの皆様をお待ちしております。



【ブログ】グァンさんの再訪

今日は、予定からして法務多忙の日曜日。
しかも、昨日から持病の腰痛が若干出ていた為、なんだか目覚めも機嫌も悪い。

そんな中、朝早く玄関のチャイムが鳴った。

グァンさんだ。

すぐに本堂に通すと、
「今日は、おじいさんの、よん・きゅう・にち・です。」

(私)「えー!、もう49日ですか?」

時の経つ早さにびっくり。四十九日がある事にもびっくり。ちゃんとお参りにいらしたことにもびっくりだった。


その後、しばらく会話をした。
要約
・日本のお寺は、お参りするのに勇気がいる。
・本当はベトナムに戻りたいけど、年末までは戻れない。
・今日、これから職業免許の試験に行く。合格しないと来年まで帰れない。

何と、今からまさにK国際大学を会場とする試験に向かう朝に、長圓寺に寄ってくれたのである!

最後にグァンさんは、
「ベトナムのお寺にもよくある、おかねをいれる箱は、どこ?」と言うので、

「あ~賽銭箱の事?これですよ。」と答えると、

おもむろに財布から千円札を取り出し、入れようとしていた。

私は思わず、
「そんなに入れなくても、いいんですよー。」と声を掛けた。

すると、グァンさんは胸に手を当て、真剣な眼差しで
「これは、私の気持ちです。」としっかりと言葉を伝えてくれた。
そしてグァンさんはお寺を後に、会場へと向かっていった。


日本の現代社会においては、「お布施はお気持ちで・・・」なんて表現すると、
「そのお気持ちっていうのが1番わからない。」というのが本音なのだろう。

今日、彼は純粋に仏法僧に施しをくれたのである。

毎回、グァンさんには色々なことを教えてもらっている気がする。

今日という多忙な1日も、不思議とストレスなくこなすことが出来た。
「気持ちは大事、やっぱ気持ちは大事。」